EU
(外務省HP – 地域別インデックスより)

1.はじめに

EUにて商標権の権利保護を行う際に役立つ情報を、以下に掲載しております。
 本ページが、お客様が海外で知財保護を行う上での一助となれば幸いです。ぜひお役立て下さい。

<平均的な審査期間> ※2018年3月時点
出願~登録:およそ4~6ヶ月(ただし、異議申立がされなかった場合。「2.EUにおける商標権」で詳しくご説明します。)

 

★ご相談・ご質問事項について

本記事関してご質問事項等がございましたら、TELまたはEメール(法務部宛)、もしくはHP上のお問い合わせフォームからご相談を受け付けております。是非お気軽にお問い合わせ下さい。

 

 

2.EUにおける商標権

(1)権利の及ぶ国

現在28カ国の欧州連合加盟国を「一地域」として扱い、1つの出願でこの地域全体に商標権が及びます。それが、「欧州連合商標」(EUTM)です。かつては、欧州共同体商標(CTM)と呼ばれていました(2016年3月に改称)。

 

2018年3月時点での欧州連合加盟国は、「ベルギー、ブルガリア、チェコ、デンマーク、ドイツ、エストニア、アイルランド、ギリシャ、スペイン、フランス、クロアチア、イタリア、キプロス、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、ハンガリー、マルタ、オランダ、オーストリア、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロベニア、スロバキア、フィンランド、スウェーデン、英国」(28カ国)です。

 

加盟国が拡大される際には、追加の手続や手数料なしで、自動的に新加盟国にも権利が及び、反対に、欧州連合からの離脱が決まっている英国には、いずれ権利が及ばなくなります。
また、28カ国を「一地域」と扱うため、加盟国のうち特定の一部地域のみに権利範囲を限定することはできません。

 

(2)出願~登録手続の流れ

EUTMの登録手続は、主に3つの審査段階があります。

 

(a) 方式審査、絶対的拒絶理由の審査

・出願書類に不備がないか、指定商品/役務の区分がふさわしいか(権利化を希望する指定商品/役務について、明確かつ正確に記載することが望ましい。)

・絶対的拒絶理由(出願された商標自体に、登録できない理由がないかの審査。識別力の有無など。)

 

EUTM出願では、相対的拒絶理由(出願された商標が、他人の先行商標と比べて同一又は類似であるか否かの審査)が通常は審査されないという特徴があります。第三者から異議申立があった場合にのみ相対的拒絶理由が審査されます。

 

(b) 公告

上記(a) の審査終了が公告されます。

 

(c) 異議申立期間

上記(b) で公告された商標と同一又は類似の先行商標を持つ第三者は、公告日から3ヶ月以内に異議を申し立てます。異議申立の結果が出願人に肯定的だった場合、あるいは異議申立がされなかった場合、EUTMは登録となります。

 

 

以上   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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